こんにちは。
ツーハウス編集部です。
さて、今回は水彩色鉛筆の魅力について紹介していきたいと思います。
1. 水彩色鉛筆って何?
水彩色鉛筆というのは、簡単に言えばそのまま水彩絵具と色鉛筆が合体したようなものなのです。
名前の通りですね。使い方も簡単で、そのまま色鉛筆のようにも使えるし、描いた後に水を加えれば塗った色鉛筆の顔料が溶けるので、水彩絵具のようにも使えます。
色鉛筆ってセットで売ってあるものは色がずらっと並んでいて、カラフルでそれを見るだけでもなんだかわくわくしますよね。
揃えて机の上に飾っておくだけでも、なんだかオシャレな部屋になった気分。。。w
さて、いろんなメーカーからいろんな種類の水彩色鉛筆が出ていますが、基本的には堅い水彩色鉛筆と柔らかい水彩色鉛筆があります。
水で溶かした時に少し違いが出てきますが、堅い方は水で溶いてもタッチが少し残って、柔らかい色鉛筆はあまりタッチが残りません。
もしかしたら、「色鉛筆としても使えて、水彩絵具としても使えるならそれぞれ別々に買って使ってもいいんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、水彩色鉛筆侮るなかれ!
実はいろんな使い方が出来て、表現の幅が広がる極めてすぐれた画材なんですよ!
今回はそんな素敵な水彩色鉛筆についてご紹介していきます。

出典:Marianne Goldin
2. とっても使いやすい水彩色鉛筆!
では、水彩色鉛筆のどこが優れているのか。
まずは言うまでも無く、色鉛筆と水彩絵具が合体していることです。
二つの表現ができるのに、水彩色鉛筆一つで二役してくれるので、道具が少なくてすむんです!
今では、水彩色鉛筆に使えるよう、水を入れてそのまま墨汁入りの筆のように使用できる筆ペンもあり、水彩色鉛筆とその筆さえあれば、色鉛筆タッチの作品や、水彩画タッチの作品ができあがります。
便利な世の中になりました・・・。
そして、水彩画のように描きたいときなどは、パレット代わりに別の画用紙に水彩色鉛筆を塗っておき、それを水で溶いて使用することもできます。
また、水彩画を描くときは柔らかい筆を使いこなさなければならず、はみ出したり、細かいところが描きづらかったりしますが、水彩色鉛筆は先を尖らせて鉛筆のように描くこともでき、細密な描写もできます。
色鉛筆だけでは表現できない色や、水彩画では表現できないタッチなど、お互いの素材には無い表現ができるのが水彩色鉛筆なんです。

出典:Marianne Goldin
3. 使い方によっていろんな表現技法ができる!
さて、水彩色鉛筆には利点がたくさんあることをご紹介してきましたが、水彩色鉛筆だからできる表現が実はたくさんあるんです。
まず、色鉛筆のように描くことができますよね。
ということは、水彩絵具の要領で下地を作っておいて、乾いたその上から細かく描くことができます。
この場合、またそれを溶かしても良いですし、色鉛筆のように溶かさず残しておいてもいいんです。
それから、塗れた上からまた水彩色鉛筆で描くと強いタッチを描くことができます。
また、逆に水彩絵具などと併用することも可能です。細かいタッチが欲しいとき、強い線などが欲しいときに、ちょっとしたアクセントとして水彩色鉛筆を使用することもできます。
このように、とにかくいろんな使い方が出来る水彩色鉛筆。百聞は一見にしかず! ファッションイラストレーションのような繊細な線と水彩でぼかしたような表現がしたい人にはぴったりの道具なのです。

出典:Marianne Goldin
機会があればぜひ水彩色鉛筆を使って作品を作ってみてはいかがでしょうか。
それでは、また!